- かんらく
- I
かんらく【乾酪】チーズ。IIかんらく【歓楽・懽楽】※一※ (名)(1)喜び楽しむこと。 喜びと楽しみ。 快楽。
「~の巷(チマタ)」「~を尽くす」「他人をして, 喜悦~せしむるものなり/西国立志編(正直)」
(2)(「冠落」とも書く)「病気」の忌み詞。「将軍家御~により延びて今日に及ぶ/東鑑(承元二)」
※二※ (形動)ぜいたくなさま。「それより親を~に養ひ/狂言記・泣尼」
~極(キワ)まりて哀情(アイジヨウ)多し〔漢武帝「秋風辞」の一節「歓楽極兮哀情多」から〕喜び楽しむ気持ちが極まると, かえって悲しい思いが生じる。 楽しみ尽きて哀しみ来る。IIIかんらく【陥落】(1)(穴などに)おちこむこと。(2)地面がおちこむこと。 陥没。「地盤の~」
(3)城・陣地などが攻めおとされること。「要塞が~した」
(4)今までの地位・ランクから下におちること。「幕下に~する」
(5)口説きおとされること。「寺尾ももう~するだらうと云ふ評判であつた/それから(漱石)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.